高校生になってから、友達付き合いが変ってきた。
中学までは、友達とカラオケに行くことなど、本当になかった。
記憶にあるのは、卒業式の日の打ち上げのときにカラオケに行った。
もしかしたら、私はカラオケに行ったことがなかっただけで、
周りの友達はカラオケに行って遊ぶこともあったのかもしれない。
うちは、お金には厳しい方で、月のお小遣いも多くはなかった。お年玉は定期的に貯金させられたし、
手元に持っているお金はいつも少なかったと思う。
高校生になると、アルバイトをする人も出てくる。
と言うことは、自分だけのお金が増えると言うことにもなる。
遊びに行く内容も変ってくる。
今までは経験したことがなかった、友達とファミレスに入って食事をすることもあった。
その遊びを継続させるためにも、私にはアルバイトは必要だった。
私は家の近くにあるお寿司屋さんで働くことにした。
部活があっても、休みの日でも通い易い場所を選んだ。
その頃は、時給よりも場所だった。
自分で働くことで、お金を得る大変さ、大切さ、
両親の大変さもわかった気がした。
お金を得ると言うことは、楽しいだけではない。
まして、家族を養っていく立場なら、
好きだ嫌いだだけでは働けない。
嫌でも辛くても会社に行かなければ、生活はできなくなってしまう。
私の選んだアルバイトも、楽しいだけではなかったが、
いつでも辞められる立場にあったし、長く働いたとしても、
学生のとき限定だと思うと乗り越えることができた。
大人は本当に強いと感じた。